| Japanese | English | Farm | 検索 | ログイン

Sub-MeV gamma-ray Imaging Loaded-on-balloon Experiment

SMILE Project

ETCC概念図近年、天文学は飛躍的な進歩を遂げ、人が観測することのできるエネルギー領域はTeVガンマ線の領域まで達しています。
しかし、数百keV〜数MeVのガンマ線を対象とした計測手段はほとんど進歩していません。
まだ人類が見たことのないエネルギー領域、それがMeV領域のガンマ線なのです。

このMeV領域はブラックホール・活動銀河核・宇宙線起源など天文学において最も興味が持たれている非常に重要な領域です。
更に天文学の分野だけでなく、原子力産業、核医学など社会と大きな関わりを持ち、この領域における計測技術の進歩が急がれています。

このエネルギー領域を観測するため私達はガス検出器(μ-PIC)と結晶シンチレーター検出器を組み合わせ、
コンプトン散乱を利用してガンマ線のイメージング検出を行うMeVガンマ線カメラを開発しています。